サイトのニュースでこの話しがフリーマガジンの「R25」からということで掲載されていたのを読み、"頼んでもいないのに、なぜ出てくるのだろうか"という部分に思わず笑ってしまった。「お通しは海外でチップとして支払っているサービス料を、日本でも請求しやすくするための工夫のひとつといわれている」と消費者問題に詳しい木村晋介弁護士の弁ということだが、なるほど、日本人はふつう、チップには慣れていないものだ。

  先般、ちょっと打ち合わせの席でのこと。時間的にもかなりタイトな状態であり、よくある居酒屋チェーン店に入った。入って気付くのは所謂、お通しというもの。私はその時、話しながらもチラチラと会計を見てしまい、「いえっ?」とお通しの料金が見た目にしては意外と高いねと感じた。数百円のものだ。通常は高いと感じる金額ではないのに高いと感じてしまう。つまり満足出来るお通しではないということだったからだ。余りにも・・・酷い。気に入らないお通しであればそのまま、箸をつけずにいる・・・・しかし、考えてみればこれまた変な話だ。


  某居酒屋では煮物、和え物、肴、漬物、フルーツなど8~10種類の品からお客に選んでもらう方法を取り入れているという。以前、日本蕎麦屋でやはり何品かの中から選んで下さいといわれたことがある。その時の一品一品の素晴らしいこと!それこそ、全部注文したいと思えるほど旨そうであった。

  居酒屋チェーンにとって、薄利多売というのだろうか、確かに店にとってはお通し代は重要な収益というのが実情ということは十分に理解できる。だからこそ!こんな時代だからこそ!荒削りなコスト感覚だけではいけない。一目で分ってしまうから。特に、居酒屋は何も若者だけではなく、最近ではかなりのご高齢者の社交場にもなっている。日々、いろいろアイデアを振り絞って我々を迎えて欲しいもの・・・と思います。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2009年11月30日 17:41に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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