ch12.その他 : 平成の幸福論 |
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最近は挨拶がわりに「会社、大丈夫?」「心配でしようがない」と言われる。「大丈夫じゃなかったらなんかしてくれるのか?」って聞き返してみる。すると相手は「だって、最近は・・・」から始まって云々かんぬん。経費削減だ、知人の会社が倒産しただのあれこれあれこれと知っている不安要素いっぱいの言葉を並べ立てる。
最近は「~以来」の「~」の部分が「リーマンショック」から「ドバイショック」にかわった。それまた興味深い。思わず「なるほど~」と思う。そして、昨夜はそんなにも心配をする友人の電話に思わずアハハと噴出してしまったわけである。暫く、捩れたお腹の皮が痛かった。そして「ほどほどに稼いで、人に迷惑をかけず身の丈にあった生活が出来ればいいんしゃないか」と笑った。
「わたしの信用にかかわるから!」というフレーズというのだろうか・・・そんな、がんじがらめのプライド、それも自分で思い込んでいるかたいプライドを人はなかなか捨てることが出来ないの。いろいろな人がそんなプライドもどき?のバットを振り回して、闘っている。冷静になろう。相手の事を慮らず、ただ振り回しているだけでは、もうまとまりのない世界になってしまうだろうに!
よく、ひきあいに陰陽五行の伊勢瑞祥さんのプログを参考に出させていただいているが、「20世紀までの成功の法則は「運」「鈍」「根」の三つだったが、21世紀では「運」「楽」「勘」となる」という事を読んで、そうか、そろそろ切り替えなくてはねと思った。「運」「鈍」「根」!「運」「鈍」「根」!とは、なくなった父が兎に角いつもいつも言っていた言葉だったと思い出した。それで昭和の日本の発展が支えられていたわけだからね。
そしてこれからの「運」「楽」「勘」とは?つまり「楽」とは「楽しめる自分」で居ること。深いね。つまりどんな環境にいても「楽しめる」自分でいられるかどうかということだ。結構難しい事だ。カンタンではない。人は人を気にして、ストレスを抱えて、へこたれる事もある。悪い方へと考えれば、気持ちも塞ぎ、病気にもなるだろう。陰の時代に向かう今は、兎に角、「明」を持って行かなくては足元も危ないというわけである。「何があっても無理やりでも「明るい自分」を作ろう。明るい自分は自分を信じてみる自分のこと」とは実に説得力がある言葉である。
陰と陽は常にバランスをとろうとするから、例えば「相手を信じない」人は「自分すら信じない」人であり、「愛のない人」は「相手も愛がない」と感じるというわけだ。
なるほどね!プライドもどきのバットを振り回されて日々バシンバシンと叩かれ、血まみれになって仕事をしているわけだが、常々、不安だ何とかショックだとか言われる時代でも、昭和という時代に生まれ、平成という時代を生きている自分は大変幸せだと思っている。しみじみと幸福を実感する。
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