日本人は本当にマグロが好きだ。8割は日本人が消費しているとは考えてみればすごい数字だ。
地中海を含む大西洋クロマグロの国際取引を禁止する案に米国が賛意を表明したことで、山田正彦副農相は取引禁止にあくまで反対する姿勢を強調していたが、どこかに「米国だって・・・」というある思い込みがあったのだろう。変な思い込みをしてしまうのは、いい意味でも悪い意味でも日本人らしい。しかし、冷凍も含めても来年一年くらい、クロマグロが食卓から消える!と慌てている声も多く、どうかな?と思ってしまう。「あるうちに食べてしまいましょう」などという人など見ている根本問題が全くわかっていないなと感じる。日本人は古来からそんな考え方はしないものだと思っている。


  以前、釣り名人!の作家である三浦修さんから一冊の本をいただいた。それは 『 サバがマグロを産む日』(監修:東京海洋大学副学長/刑部真弘、フィッシング・カレッジ校長/奥山文弥・つり人社)という本だが、登場する国立大学博士をはじめ、テレビなどでもお馴染みの"さかなクン"など12人の魚大好き先生たちが、我々と魚とのかかわりなど、食べ物(食材・味覚)、暮らし、健康(心の問題・病気)、文化、社会そして未来などの各テーマを通じて立体的に語ってくれる。今後、おおいに期待されるマグロの養殖の事も考えながら、楽しみながら読める一冊である。

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このページは、ichikoが2010年3月 4日 15:05に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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