ichiko : ありがとう |
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ある方のメールマガジンを読みながら、思い出すことがあって胸がじんと熱くなった。
『「父親と話をしていて最近、気づきました。
父親が、よく「ありがとう」と言うのです。
前からそうだったのでしょうか。
あまり記憶にありません。
でも、たしかに、「ありがとう」と言うのです。
自分は、「ありがとう」と言っているかどうか。
やや不安になります』
この「ありがとう」という言葉。結構日常で言っているようで、実はそれほど意識しては言っていないのかも知れない言葉だ。まあ、何となく・・・他の言葉は見つからないし・・・という感じか。
昔、母が自宅で体調を崩して、動けなくなった時、母を背負ったことがある。その時背後からか細い声で「ありがとう」と聞こえた。そして一週間も経たないうちに母は亡くなったのだが、あの時の声は今でも耳に残っている。その「ありがとう」の後に「お世話になっちゃって・・・」と言った母。いつもは、娘にそんな事をいう母ではない・・・というのに。その時、「ああ、もういつもの母はこの世には、いないのかも知れない」と直感していた。
言葉とは本当に重いものだ。そして人の心を潤すのも斬るのも「言葉」である。一言一言を大切に生活していきたい。そして「ありがとう」という言葉は"心"を感じて言いたい。
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