ch04.カルチャー : ピーテル・ブリューゲルの世界 |
||||
まだ10代の頃、かなりの衝撃をあたえられた絵があった。あの時の衝撃は未だに残っている。ブリューゲルの作品だった。16世紀ネーデルラントの巨匠だ。
その中に描かれる世界。見ていると作品の中の人々の声さえ聞こえた気がしていた。高校生の時、野間宏がやはり衝撃だったという「暗い絵」にも強く惹かれた。この世に生を受けた、人間の強さそして弱さ。何もかもが、そしてあるものは目立って、あるものはひっそりと描かれている。
先般、混雑した駅にはってあるポスターを見て、「ああ!」と思った。『ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界 』が7月17日(土)-8月29日(日) 、 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されるようだ。雑踏の中で、ひとりときめいた。あの10代の感覚が甦った。絵におぼえた最初のときめきである。また何かを発見できそうである。
カテゴリ
ch04.カルチャートラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ピーテル・ブリューゲルの世界
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2109
コメントする