ch12.その他 : 秋の夜長 |
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"秋涼の候"というものなのだろう。あの暑さが一体どこへいったのか?と思うほど涼しくなった。そして気がつくと日が暮れるのがはやくなっている。虫の音などきこえ、いよいよ秋の夜長というものなのだろう。春も夏も「夜長」とはいわないな。そして秋といえば馬肥ゆるでもあるが・・・なんと言っても美しい紅葉の季節でもある。
昔、聞いた話だが、ある方がドイツに留学していた頃、秋に紅葉のトンネルのようなところを通る電車に乗り、あまりの美しさにはしゃいでいたら、ドイツ人の友人たちが「一体、何が綺麗なのか?何をはしゃいでいるのだ?」と怪訝そうに聞いたという。「紅葉が綺麗じゃないか!」と感動しながら言っても全く彼らは関心を示さなかったという。秋の紅葉に感動するのは、どうも日本人くらいのようなものらしい。また桜の季節にも興奮を覚えるのも日本人特有のものらしい。
住んでいる環境が違うと「感動」さえ違ってくるものなのかも知れない。確認はしていないが、ドイツ語には「懐かしい」という意味合いの言葉か゜ないと聞いたこともある。季節のうつろいに感動する、そんな日本という環境に生まれ、育って良かったと思う・・・そう感じるのも日本人の感覚、感性なのかも知れないな。
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