社会問題 : 正義


   最近は現実に起こることがあまりに想像をぜっしている事が多く、時々「もしや、テレビドラマか?」と変な錯覚をする。今回の特捜部主任検事の証拠の改竄から、前特捜部長らの隠蔽工作に発展した事件は、誰もが想像も出来ないものだろう。検察史上であってはならない、いや、我々はあろう筈が無いと思って我々は生活している。
   真相の解明はこれからだということだが、双方の供述が食い違う中での逮捕ということで、実に難解な展開となるだろう。本当の事はそれぞれの頭の中にしっかりと記憶されているだろうが、人は「嘘」をつく動物である。何を考え、物証の改竄などをしてしまったのか?素人の自分にも全く分らない。悪質すぎると思わないか?寧ろ素人考えでは、絶対に手はつけないと思う。且つ例の時限爆弾発言など言語道断だ。始めはうっすらと、そして、次第にすっぽりと彼らを覆いつくした傲慢という埃なのかもしれない。「特捜部を解体すべきだ」などという意見もあるが、過去に特捜が果たしてきた歴史と実績は大きい。いや大きすぎるものだ。
  企業においても「内部告発」という事で大きな波がたちはじめた時代を経たが、今回も特捜部の若手検事のこうした「内部告発」による発覚というものが如何に冷静な正義感に満ちたものであったかということだ。傲慢とは何もかもを変え、滅びさせるものなのだ。

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このページは、ichikoが2010年10月 2日 02:38に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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