ch07.味 : 上海蟹

上海蟹.jpgこれまで人形町で商売をしていた親友が池袋に店をオープンしたと聞き、「ええっ!」とただただビックリし、先般、お花を抱えてお祝いに駆けつけた。「何でなのか・・・自分でも不思議」と彼女は明るく笑い、手際よく調理場にたっていた。そして「いよいよ上海蟹よ!」と言われ、この夜、再び訪れた。「無腸公子」と呼ばれる上海蟹。いよいよシーズンを迎えた。蟹は体を冷やすので、紹興酒や生姜と一緒に食べる。小学生の頃に明治生まれの祖母が「カニとかき氷はダメよ」と当時は分けのわからないことを言っていた記憶が甦る。要は"カラダを冷やすな"という知恵なのだ。ふわぁぁぁ・・・と蒸しあがった上海蟹。「ああ!」とまずは濃厚なミソの旨さに、しばし友との会話も忘れた夜であった。

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 上海蟹

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2260

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2010年10月26日 09:06に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「夜陰に乗じて勝つ・・・」です。

次のブログ記事は「マツタケ!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31