ch07.味 : 上海蟹 |
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これまで人形町で商売をしていた親友が池袋に店をオープンしたと聞き、「ええっ!」とただただビックリし、先般、お花を抱えてお祝いに駆けつけた。「何でなのか・・・自分でも不思議」と彼女は明るく笑い、手際よく調理場にたっていた。そして「いよいよ上海蟹よ!」と言われ、この夜、再び訪れた。「無腸公子」と呼ばれる上海蟹。いよいよシーズンを迎えた。蟹は体を冷やすので、紹興酒や生姜と一緒に食べる。小学生の頃に明治生まれの祖母が「カニとかき氷はダメよ」と当時は分けのわからないことを言っていた記憶が甦る。要は"カラダを冷やすな"という知恵なのだ。ふわぁぁぁ・・・と蒸しあがった上海蟹。「ああ!」とまずは濃厚なミソの旨さに、しばし友との会話も忘れた夜であった。
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