ch10.生活 : よき日に |
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昨夜は元勤務先の新聞社の「元社長」を囲む会であった。元元・・・なんて言うとかなり面白い言い方ではあるのだが、退職後というものは、なかなか会えるものでもない。昨夜のように退職した人々が上司だ部下だの関係も一切なく、「元社長」を囲んで歓談するということは実に幸せなことだと思った。当たり前の話かも知れないが、年をとっただ、太った、痩せたなどという事は関係なく、先ず、健康に生きているというから会えるのだ。当たり前の事だが鬼籍に入ったという仲間のことを初めて知り、驚き、そして彼らの思い出話をする・・・そんな「場」にもなった。
夕刻、元社長をお迎えご自宅へ。そして会場まで、アテンドした。確かに自分の今の仕事のベースを作ってくれたのは元社長。本当に鍛えられた。確かに鍛えられた。もう80を過ぎたという。腰を痛めて、膝を手術して足も痛いと言うが、まだまだお元気。本当に久しぶりのことであった。そして会場も元社員が経営する洒落たレストランである。何か卒業生が一同に・・・という感であった。確かに自分も含めて年をとったが「やあやあ」と声をかけられて、「いやあ吉田さんはいつも営業局会で資料をみんなに配っていただろう、そんな姿が今も目に浮かぶよ」、「そうそう、青山学院のサマーカレッジではハマコーや美輪明宏さんなどをよんだことがあったよね、ああいう人脈はどうして作ったの?」などとそんな昔の「シーン」を覚えてくれているだけでも幸せなことだ。それに「プログ、読んでいますよ」というビックリするようなことも言われ嬉しかった。
「来年もじゃないだろう!来月もだろう?」と帰りのクルマに乗車する前、笑いながらそう言った元社長の笑顔が忘れられない。そして、そのクルマを見送りする、若く血気盛んで勢いが漲るあの時の「社員たち」の姿が眩しかった。
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