ch12.その他 : 吝かでない・・・

  昨日、高陵社の社長である高田さんと呑んでいる時、たまたま"やぶさかでない"のオモシロ話が出て、「ところで吉田さん、やぶさかでない・・これ漢字ではどう書くのか?分りますかぁ?」と聞かれた。「はて?」「へっ?」「あれれ・・・」と戸惑っていると「吝嗇の吝ですよ~」ときた!流石、出版社の社長と呑んでもコレ!である。至って冷静。酒一杯ごとに勉強になるわけでありまして。吝嗇かぁ・・・しぶちん・・・全くイヤですねぇ。
  そうそう、私の大っ嫌いな「ケチ」や物惜しみをするといった思い切りの悪い様子を否定的に「~でない」と打ち消す。 否定的なニュアンスをまたまた否定するわけで裏の裏~つまり肯定的な意味になり「~する努力を惜しまない」「快く~するよ」となる。いやあ、難しいねぇ。 因みに「とんでもない」の「ない」は否定語ではなく、「やぶさかではありません」は◎!であっても「とんでもありません」は間違った使い方となるわけだね。ああ~日本語は本当に難しいね。もう亡くなられた、我が恩師である国語学の宇野義方先生の授業をまた思い出してしまった。天井近くの窓を傘の柄で閉めようとして、その現場を発見され「何をしているのですか?」と冷静に叱られたあの青春時代も懐かしい!

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このページは、ichikoが2010年11月30日 09:53に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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