ch04.カルチャー : 金子みすゞの心


  「会場で私のメッセ-ジ探してね、フフフ」と音楽家の吉岡しげ美ちゃんからいただいたチケット。気がつけば会期が14日まで。「あっ!大変」とばかり朝一で会場へ。大正末期から昭和初期にかけて活躍した詩人の金子みすゞ没後80年を記念した毎日新聞社主催「金子みすゞ展~みんなちがって、みんないい」。何枚かあったのでプレゼントしようとある女性に言ったところ「ああ、ざっと読みました~。でも、それで? なに?という感じでしたけど」という方には渡さず、「何が何でも行きます!」という方に渡した。
  確かに、詩には好みもいろいろあるだろう。生活になくてはならない・・・そんなものでもないだろう。ただ、「それで?なに?」という女性は、まだいろいろな意味で若いのだろうな・・・というより、自分だってもう何十年も前から金子みすゞの詩は知っていたけれど、今の感動と昔は違う。そう、年月とはそういうものなのかも知れない。
  時代とともに廃れて行くものもある流行歌。金子みすゞの詩は本当に純な感性で溢れている。自然の音がいる。息遣いというものなのか。
  会場には小学生の女の子も沢山来場していた。そしてお母さんやお祖母さんと一緒にその写真、詩、遺品などを眺めている。そんな風景がなかなかいいものだ。

 いずれにせよ、2月14日(月)で終了。お時間のある方は是非会場へいらっしゃってください。
金子みすゞ展

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 金子みすゞの心

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2379

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2011年2月13日 15:38に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「時代の空気」です。

次のブログ記事は「静と動」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31