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太平洋沿岸を襲った大津波で岩手県の三つの港の湾の入り口に作られていた湾口防波堤が酷く被害を受けていたということで、その映像を見ると、その「想定」とは一体何だった?のかと思う。
大船渡港では防波堤はほぼすべてが崩れ落ち、釜石港の防波堤も大きく壊れ、さらに久慈港でも防波堤の一部が壊れていた。特に、釜石港の防波堤は、マグニチュード8.5を記録した明治29年の三陸沖地震を想定して作られたものだ。水深63メートルの海底の上に作られた世界で最も大きな防波堤で、本格的な耐震設計が取り入れられたものである。マグニチュード9.0というものの巨大さ。9.0-8.5=の数値とは6倍以上もの大きいエネルギイであるといわれる。専門家にとってもそれは「想定」を遥かにこえだ巨大津波だったということなのだ。日々、被災地の様子を見ると、その天地のエネルギイに言葉も出ない。
なくなった家はもう一度建て直すことも出来るだろう。壊れた防波堤も最新の技術を駆使すれば・・・と思う。全て人々の驚き、恐怖ははかりしれない。だが津波の被害を受けた小さな子どもたちは不安に怯えていると聞いた。1日も早く子どもたちに笑顔が戻ることを只管祈る。
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