ch08.旅 : 芭蕉の旅たち |
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5月といえば、ちょうど今どきか。梅雨にも入り、雨降りではあったが芭蕉所縁の地をしっとりと訪ねてみた。
「行春や鳥啼魚の目はなみた」
JR南千住から国道4号(日光街道)に出ると、素盞雄神社がある。「すさのお」と読む。御祭神は素盞雄大神と飛鳥大神。ここに芭蕉の句碑がある。虚子は「恰度、お釈迦様の涅槃の図に、いろんな動物が涙を流して悲しんでゐるのと同じやうに、何もかも別れを惜しんでゐる、といふ風に見ればよからう」というが・・・。
この素盞雄神社から国道4号(日光街道)を行くと、千住大橋があるが最初の橋は文禄3年(1594年)に架けられたそうだ。隅田川の橋の中では一番先に架けられたそうだ。
「千寿といふ所にて船をあかれは、
前途三千里のおもひ胸にふさかりて
幻のちまたに離別の泪をそゝく」
舟に乗ってここまで送ってきた人と芭蕉はここで別れを告げたのだなあ・・・。
橋のたもとに「史跡おくのほそ道矢立初の碑」がある。
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