ch04.カルチャー : 無間地獄 |
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昔、明治生まれの祖母がよく「地獄」のことを話してくれた。でも話の中に出てくる「血の海」やら「針の山」やらに、「どのくらいの深さの海なの?」「長さはどのくらいの針なの?」といろいろ聞く子どもであつたため、祖母は「もういい加減にお休みなさい」と話をはぐらかされたような思いでがある。
しかし、この絵本の語り口がとにかく怖いのだ。ほんの少しだけだが宗教などの勉強をかじった大人になった今、「無間地獄」のページの怖さは格別。ぞっとする。無間地獄の恐怖とは!賽の河原の絵で子供の積み上げる石を崩す鬼が悲しそうな顔をしていたり、ああ~なんと!
続編に「絵本極楽」があるそうなので、地獄の後は極楽でも・・・
◆写真は絵本のイメージ。小さなこどもにはまだ刺激が強い。6歳からとなっているが大人が読んでもかなり衝撃的である。
風濤社 「絵本・地獄」
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