ch10.生活 : 長野へ |
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長野県へ。抜けるような青空に白い雲。飛行機雲も見えたかな?以前から名前は知っていたが食べたことがなかった郷土食の「おしぼりうどん」。信州といえば蕎麦でしょ?というところだが・・・。とくに長野県埴科郡坂城町周辺の郷土料理ということで、いわゆる「ご馳走」ではあるが好きな人は好き、嫌な人には嫌というもの。「酒呑みは好きな人が多い」とも聞いたがなかなか個性的な味である。つゆの名称は「絞り汁」の「おしぼり」であったあの「おしぼり」とはまったく無関係ということにも気付く。な~るほど!である。ねずみ大根という超辛い大根をすりおろし、布巾で搾った汁に信州味噌を溶かしてつゆを作る。大根おろしではなく、搾り汁を使うという点が特徴だ。要は、つけめんのようにして食べる。味噌の量は好みでかえられる。しかしとても辛い。信州という土地が海から遠く離れていたということ。海産物は手に入りにくかったということ。しかし、そんな背景を考えると郷土料理の面白さがより深まる。
棚田で有名な「姨捨駅」へ。姨捨の棚田は、千曲川を見下ろす斜面に田が美しく広がる。「田毎の月」で古くから知られる名月スポットだ。且つ、あの姨捨伝説に由来する地名でも有名だ。そして長楽寺へ。月の名所として松尾芭蕉を始め、多くの歌人が訪れた。芭蕉の「おもかげや姨ひとりなく月の友」も。その月をめでたいのなら、ちょうど田植えの頃が素晴らしいということだ。
長野も暑い。さすがに蝉が大合唱!している。なきかたも東京とはちがうねぇ~
そこで私も一句。「ひと夏の時を刻みし蝉時雨」
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