ch03.美容 : 女の指先 |
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昔々に読んだ小説に、女性の指のことが頻繁に書かれていたものがある。そこに頻繁に出てくる"はげかかったマニキュア"という表現。多分、その作家は女性の指先と、はげかかったマニキュアという表現がよほど好きだったのだと思う。当時は全くピンとこなかったが、自分もマニキュアをするようになると、その"はげかかった"状態がとても不快で見苦しいことが分かるようになった。
随分前だが、ネイルアートが日本に入ってきた頃、誰もが訝しげな顔をしていたものだった。今や、ネイルアート屋さんの多いことといったら!ネイルアートとい言うものの、可愛いと思うものからお世辞にもいいとは言えないグロテスクなアートまである。
某銀行の窓口の女性のマニキュアというか、その指の動きがあまりにきれいで見とれていたことがある。しかし、一般的なマニキュアはやはり爪に負担はかける。それこそ"はげかかった"そのみっともなさから除光液の使用を繰り返しているとかなり負担は大きくなるものだ。
京都に、上羽絵惣の「胡粉ネイル」がある。そもそもここは日本画で使う岩絵具を中心に胡粉、泥絵の具、棒絵具などを扱っているという。またカラーが姫 金箔、漆黒 胡粉、浅曙色、桃花色 水桃、京紅、鮮紅朱・・・とまさに和の色。なんと1200色あるという。
「マニキュアは嫌!」「爪が悪くなる」という方にはいいのも知れないな。あの独特な臭いはない。速乾性にも優れシている。シリコンを含むソープフリーのエマルジョンを使っているので通気性もある。何しろホタテの貝殻に含まれる真珠層が爪に発光性を与える。落とす際は従来の除光液を使う必要がない。
まあ、女性のおしゃれごころはあくなき追求といったところか。
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