ch12.その他 : ゴーストライター |
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会社人間から独立して、フリーのライターになった時にもいろいろな仕事の「話」がきた。会社という看板をなくした時は、すべて「自己責任」という中でしばしもがいたものだ。やはり会社とはおおきな看板だとつくづく感じるものだ。フリーになれば、すべて初めてのことに挑戦していく。お膳立てなどされていない現実。そんな「厳しい」世界を初めて体験するわけだ。
・・・ということでちょっと映画の話。『戦場のピアニスト』の名匠ロマン・ポランスキーによるサスペンス「ゴーストライター」。ポランスキーはベルリン映画祭で監督賞を受賞している。興味があったに是非。
これは英国の作家ロバート・ハリスの小説をもとに、文筆家が直面する政界の暗部を描いたものだ。2時間少し。映画としてはふつう?だが、とにかく静かな緊張感とそして何とも言えぬ恐怖感。私自身はあまりゴーストライターなるものはしたことはないが、経験から「もしや?」という世界は十分に想像がでできる。だからこ生まれる恐怖そのものである。
また主人公に扮したユアン・マクレガー。やはり上手い。「あっ!」「あ・・・」と1分の安堵感も与えてくれない熱演だ。そして「・・・・」のラストシーン。上手いとはこういうことかと思う。
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