ch12.その他 : 秋の蝶 |
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先般、撮影の取材の為、都電の雑司ヶ谷駅でスタッフと待ち合わせをしていた。少し早めに着いたのでベンチに腰かけていた。すぐ近くは雑司ヶ谷霊園。ベンチに腰掛けでぼんやりと遠くを見る。高層ビルが視界に入らなければ、ここは何とも長閑な駅だ。
また、役所が移転される予定でもあり、そのあたりは今は野原になっている。もう一度、遠くを見る。ビル群はまるで張り合わせたようだった。まるでタイムスリップした感覚に陥ってしまった。
ふと、秋というのに、目の前には白い蝶がたくさん飛んでいる。夥しいほどの量だ。「なんで?今?」と不思議に思った。蝶と言えば、昔、父の親友が亡くなった夜も蝶が庭に飛んできてガラス戸の向こうにいつまでもパタパタと飛んでいた。叔父が亡くなった時も、火葬場を出た時に、頭の上に白い蝶が飛びまわり、暫くして山の方へ飛んで行った。
何か、魂たちが飛んでいるような、そんな錯覚。季節を間違えた?暫くするとその白い蝶たちはどこかへ飛んで行った。
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