ch02.健康 : 長寿ということ


  全くの独断と偏見かも知れないが・・・若者をはじめとする現役世代は何か元気というかパワーがなく見えてしまう。確かに不景気の影響もあるだろうなあ。知らなくてもよいのだが、あのバブルも知らない人々と仕事をしていると時に「(なんて自分は)長く生きてきたのだな・・・」とふっと思う。日本は誰もが経験したことのない高齢化、いや高齢社会を迎えている。
   平成21年の平均寿命のデータでは男性は79.59歳、女性は86.44歳。平成18年から4年連続して過去最高を更新しているのだ。特に女性は世界一という数字である。ストレス解消が男性より女性の方が上手いなど諸説いろいろあるが女性はとにかく長生きなのだ。第二次世界大戦終結の2年後、昭和22年の平均寿命が男性50.06歳、女性53.96歳。現在までに約30年も寿命が伸びている。これはすごいことだ。
  
  これから、自分が果たして何歳まで生きられるのか?こんなことをふとでも思えること自体がなんだかんだ言っても幸せなことだと再認識しなければならないだろう。しかし、平均寿命が延びてもし人は必ず死ぬ。日本人の死因のトップはガン。これは30%を占めている。2位が心疾患の約15.8%、3位が脳血管の11.5%です。保険の話でもしてしまいそうだが日本人の三大死因はこれらだ。あとは自殺に他殺、不慮の事故か?老衰などは本当に幸せな死に方なのかも知れない。
  考えてみれば、日本という国はこれだけ衛生状態が良いということなのだ。つまり医者の数も病院数などなんだかんだ言っても文化の程度はいいのだ。
  しかし、日々口に入れる食品への添加物もそれに分かっているようで全く分かっていない放射能問題。例えば東京都には「我が家の家庭菜園の野菜は大丈夫なんですかっ?」なんて質問がやんややんやと寄せられるともきいた。家庭菜園?耳を疑うよ、全く!。また子どもの給食では心配に思う母親が食材を別を注文してその同じメニューを日々作るケースもあると聞いた。しかしこのようなことはまた一部の話。
  先般、福島の高濃度の放射能のマップを見たときには、何も出来ない無能な自分に暗澹たる気持ちにもなった。口では何とでも言えるが、実際に汚染された土壌に日々暮らす人々、そして未来ある子どもの将来を考えたら、「健康に生きる」「寿命がのびる」とは一体何なんだ?という気持ちになる。


  これからの季節。山々は紅葉で鮮やかに色づく。ななかまども美しいく色づく季節だ。古人はこのななかまどの効果を知っていたのだろう。こんな自然のものに防腐効果があることを。しかし、我々の体内はすでにいろいろな化学的な物資でいわば汚染状態にあるのかも知れないな。食べたいものを食べ、飲みたいものを飲んで。何事にも「見通し」をたてて生きていきたいものだ。

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このページは、ichikoが2011年11月 6日 20:54に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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