ch12.その他 : 深い悲しみ |
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病は気からとは本当にあるものなのだ。人とはストレスでも病気になってしまう。
ネットのニュースで東日本大震災で被災した宮城県と岩手両県の看護師について、震災から半年の心理状態を調べた調査があった。その結果、PTSDつまり心的外傷後ストレス障害の疑いがある人が30%、不安や鬱の症状がある人が70%という。被災者であっても仕事として患者さんへのケアがある、そんな心理的負担が大きいという分析である。
しかし・・・それは当たり前の事だろう。東京にいた自分でさえ、あの初めての大きな揺れの中で困惑しいてた。携帯電話だメールって通信不能。そして交通麻痺。人々は殺気だっていた。バスに強引に乗り込む人々の姿は本当に・・・。都会のあのパニックでさえ今思い出しても気持ちが変に騒ぐ。テレビ映像の津波の事だって知識でしか知らなかった自分。家も、そして大きな船をものみこむ津波の恐怖。
ましてやテレビ映像などでなく。体験された方々。大切な家族や友人の命さえをも奪われたらと思えば悲しみにカラダが震える。
春がきて雪がとけるように・・・なんて表現では気持ちなどおさまるわけがない。命あるかぎり記憶がある限りその深い悲しみは消えない。決して忘れるわけはない。記憶だって思い出だって何もかもだ。
しかし、人は深い悲しみとともに踏ん張ってでも生きていかなくてはならないのだろう。
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