ch12.その他 : ライフ

  「スマホ買ったんてすけど、使い方が分からないんですぅ。教えてぇ~」とまるで綾小路きみまろのお笑いを聞いている様なことが日常生活の中で多い。本当にきみまろさんのネタにしてもらいたいほど多いのだ。多分、何回も説明を聞いても理解しない?出来ない?それに鶏ではないが三歩歩いてみると既に忘却の彼方・・・ではないかと見ている。
  この世界の精通した人々にとってこうした「分からないぃ~」「教えてぇ~」のスマホ難民というのたか、ゾーンに対しての対応はあるのかしらん?と常々思っている。電話をかける、受ける、そして「今、どこ?」「目の前よ」のメールのやり取りだけなら携帯電話で十分だと思っている。「指が乾いていて画面が動かない」なんていう言葉も聞いた。電車やバスでけたたましい着信音をならすのは殆どが持ったばかりの中高年である・・・ようだ。
  

  生まれた時からすでにインターネットが整備されていた世代のことを"ソーシャルネイティブ"というらしい。つまりこれから社会に出て行こうとする年齢層だ。既存社会とは違う仕組みを作ろうとする意識やアイデアに溢れている層で社会貢献しようとする意識も強い、そんな次代を担う世代。そんな世代にとって当たり前のことは中高年にとっては理解不能。お互いに理解不能である。だから会話を聞いていてもきみまろさんにネタとして使ってもらいたいやり取りがある。まあ、日頃、一人で「なるほどね~」と感心して聞いていることが多いのだけれど。あっちこっちの飲食店でカシャンカシャカシャカシャと料理や飲み物を撮影している人々も多い。これは時々「やだぁ」という叫びとともに、何かしくじっているのは大体中高年。


  最近では、ライフログべったりという人もいる。つまり読んで字の如しで、人間の行いをデジタルデータとして記録に残すこと。こうして書いているブログや個人のホームページもそうてはあるものの
代表的なライフログのプロジェクトのMicrosoftが推進している「MyLifeBits Project」というものがある。【パソコンを使用する際に行われる全ての操作・動作を、後から追跡することを可能にし、これを追跡することによって過去の分析や追体験を可能にしようとするもの】ということである。
  昨夜、たまたまNHKの特集を見ていて、べったりり人の「未来を予測してストレスを感じない」というあたりは何か不可思議さで一杯になった。究極の効率化など果たして必要あるのかしらん?と呑気なことを考えていた。例えば、歯ブラシを買う時期など一か月に一回とか自分で決めておけばいいものをと思うし、なんでも人間関係の密度?(このあたりは全く内容が分からない)を電話の回数や、メールの頻度がら想定するものなどわけが分からない世界であった。それじゃあ、33年間公私ともに支えあった小林幸子さんとそのプロモーション会社の社長の一瞬の断絶など、どう説明がつくのかしら?なんてまたこの世界の人々には発想出来ないだろう事例まで思いついた。

  まあ、古人も言う。人生山あり谷あり。大きい小さいはあるにしても起伏のない人生ってないのではないかしらん? 何か、結論が出そうで出ない。長生きしても多分100までは生きられない・・・だろうしね。まあ、こんな時こそ亡き父がいつもいつも言っていた「他人に迷惑をかける生き方だけはするな」が身にししみる。

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ライフ

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2867

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2012年4月10日 09:14に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「自然は危険がいっぱい」です。

次のブログ記事は「臨死体験」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31