ch12.その他 : 「他人の身になって考えること」とは |
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早朝から深夜まで。例えば乗り物り中で、じっくりと人物観察をしてみると面白い。とにかく、スマホにかじりついている人の多いことといったら・・・。何を見ているのか?探しているのか?それほどに"今"必要なことなのか?と思うほどだ。周りのことなどお構いなしの人が多いことに気付く。あまりにも傍若無人。そしてよくよく見ると耳までが塞がっている。何かを聞いている。音楽か、英会話か。車内が少し混雑してくると、何となく流されていく人の多いことといったらない。高齢者や乳幼児がいても、妊婦がいても、降車しようとする人がもがいていても、そんなことには"気"がまわらないようである。まさに気が利かない状態。「他人の身になって考えること」なんて出来はしないのである。
ソフトバンクの社長の孫さんが業務での紙の使用を禁じる『ペーパーゼロ宣言』を出した。社員全員化がiPhoneやiPadを持つ。情報共有はこれらを使えば可能と判断したということだ。つまり『社員全員がIT武装をしている。紙を出す理由がない』と。ゼロ宣言は凄いね。その徹底ぶりはさすがであるが・・・。
最近では会議やミーティングにパソコンの持ち込み禁止をする会社も増えていると聞いた。一時はパソコン持ち込みが当たり前の光景だったが、持ち込み禁止ということも大いに納得できる。以前、ある方が「本当に最近の傾向は困ったもので、パソコンに向かっているだけ。自分の意見は全く言わない社員が増えている。これまた時代なのかな・・・」と溜息まじりに仰っていたことがある。
今、当たり前の光景も、よくよく考えてみると、こりゃおかしいよ・・・と思われることが多すぎる。しかし、そのおかしさに気付いても、「これも時代か?」と流されることが多いのもまた現実の姿である。しかしいつの世も「他人の身になって考えること」は忘れないようにしたいものである。
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