ch12.その他 : 梅雨にいつも思い出す・・・ |
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梅雨の上、台風4号が近づいている。今日から20日にかけて日本を縦断するようだ。夕刻からの仕事も入っているので何とも憂鬱になる。東京は梅雨に入ってから何ともはっきりしない天気が続いている。この梅雨時期、6月は誕生月だ。毎年、梅雨のさなかに今は亡き両親への感謝の気持ちが強くなる。
ところで明日は6月19日。「桜桃忌」。太宰治の命日だ「死の直前に書かれた小説『桜桃』に因んで「桜桃忌」と名付けられた。。奇しくも太宰治は自分の誕生日に遺体を発見される。39歳の誕生日に・・・。心中相手の山崎富栄と身体を帯で結んで自宅近くの玉川上水に入水している。しかし2人を結んだ帯はすぐに切られて、太宰のほうは人気作家として立派な棺に移され運ばれる。しかし富栄はムシロを被せられたまま半日間放置。父親が変わり果てた娘の側で一人茫然と立ち尽くしていたという。しかし、富栄の公式遺書には「私ばかり幸せな死にかたをしてすみません」「女として生き女として死にとうございます」という文面を見ると、生きて死んで・・・。一体人とは何が幸せなのか?と思うよ。まあ、自分の亡骸の心配など気にせず、愛する人と死ねる!そんな幸せの絶頂にいたのだろうね。女とは時として不思議なことを考えるね。
まあ、太宰が生前から希望していた通り、森鴎外と同じ禅林寺に墓があるが太宰ファンはまた今年も故人を偲ぶのでしょうね。
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