ch07.味 : おでん |
||||
寒くなると、やはり鍋物が恋しいもので・・・。おでんも美味しい。なんでも、煮たり焼いたりした具にみそを塗る「みそ田楽」がおでんの始まりで、今のように醤油で煮込むおでんになったのは、野田や銚子など関東近郊で醤油づくりが盛んになった江戸末期からしい。そうそう、醤油文化も素晴らしいもので長野県で「おしぼりうどん」なるものを初めて食べた時もビックリした。当たり前の醤油が実に凄い存在であることを知ったものだ。
屋台で手軽に食べられる軽食、いわばファストフードとしてまず関東で広まったものが関西にも伝わったようだ。そしてみそ田楽と区別するために関東煮と名付けたということだが・・・。確かに関東と関西は違う。初めておでんに牛すじを見つけた時は本当に驚いた。すじといえば魚しか考えられなかったから。やはり関東と関西はいろいろ違うな。すき焼きの作り方も「はあ!」と発見があった。何しろ、「肉」への思いが関西と関東は違うように思える。しかし、食文化とは本当に面白い。ひとつひとつテーマを頭の中に浮かべてもこれほどに違うものかと感動すら覚える。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: おでん
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3204
コメントする