ch10.生活 : 「災」の一年が過ぎて |
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2004年大晦日。天文学で天体の軌道計算などに用いられるユリウス通日で数えると、西暦元年1月1日を1日として今日が732326日目になるという。そして、明日の元旦732327日目。なんとも節目のない数え方だ。お盆とお正月もなく天体は絶え間なく動いていく。この節目のない時間の連鎖を人は日々坦々と過ごしていく。
この一年、多くのことが起こった。交通事故・幼児虐待・殺人・誘拐事件。台風や地震などの自然災害が相次いだ。「災」の一年。そしてインド洋大津波。未だ不明者の数は把握されていない。10万人を超すと言われる犠牲者。邦人の行方ばかり報道は気にしているが、北欧からの旅行者がかなりあるという。自分の国にはない気候・風土に憧れて訪れた土地で天災にあってしまった多くの人々。また、地震も津波も経験のなかった現地の人々を襲った恐怖。
これからも時間は流れていく。日々は過ぎていく。しかし、戦争、テロ、拉致問題と解決されていない問題は山積みなのだ。、新しい年がきても私たちは決して忘れてはならないことがある。「風潮」に流されることなく、自分の出来る限りの力を尽くして新しい年にむかわなくてはならないのだ。
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