人は「永遠」とは思わないが「結構長生きするものだ」と無意識のうちに考えている。
特に企業戦士(ちょっと言い方が古いが)である男性は、自分が定年後も、ゆっくり老後を過ごせるものだと感じている。
  有名な某ゼネコンでは企業年金が結構、あまっていると聞いた。まっしぐらに仕事して、60歳の定年を迎え、その後生きられたのは平均8年ということを聞いた。特に、偉い地位にのぼりつめた人ほど、その期間が短いそうだ。退職金を渡され、奥さんも「お疲れ様」と言って、これから夫婦でそれこそ「旅行でも楽しみましょうか?」なんて言って10年足らず。未亡人になってしまう。
  昨年末、以前、勤務していた会社で一緒に仕事をした男性2人がたて続けに、50代で亡くなった。何年も前の若い2人のことを思い出しては本当にショックだった。まだ独立していない子供を、これから十分な時間を共に楽しめるはずの妻を残して。どんなに無念だっただろうか。まして、定年も迎えることなく、仕事にも「未練」と「心」が残ったはずだ。
  仕事にまっしぐらな気持ちは十分分かる。でも、決して無理はしないで欲しい。「ほどほど」に頑張れば、それでいい。

| | コメント(0)

カテゴリ

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2005年1月23日 18:43に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「古代エジプトの若きファラオの死因は?」です。

次のブログ記事は「明け方の夢に出てきた磯崎さん」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31