ichiko : そこにいるだけでいい |
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今日の午後から幕張メッセの展示会に行く予定だ。懐かしい。今は展示会といえば大概がビックサイト。ここ数年、いや数十年幕張に行った記憶がない・・・・というより、最後に行った展示会のを覚えているのだ。一緒に行った人も覚えている。しかし、今、その人との交流は全く無い。不思議なものだ。
時は若いときのほうがゆっくりと流れていく。年齢を重ねていくとひとつきなんて、それこそ「あっ」という間だ。よく十年一昔なんていうが、その区切り方は結構間違っているな、と気づく。人生の節目を数学者の森毅さんが「二乗」で考えるということを言っているが、なるほど!と感心した。これまでの自分が生きて、仕事して、生活してきたことをじっくり見つめ返したときに合点がいった。
1の二乗、2の二乗、3の二乗。つまり一歳、四歳、九歳・・・・というようにしていく。年をとる後とに節目節目の間隔が長くなる。そうして計算していくと、今の自分は八の段にいることがわかる。つまり「定年前後の大切な時期」ということだ。そしていずれ迎える九の段。これは「存在そのものがその人間の価値になる」時代。金でも銀でもいい。そのものが輝いてゆとりある姿勢を後輩に見せられれば、それでいいのかも知れない。
振り返れば、六の段(26歳から36歳)と七の段(37歳から49歳)は思い返せば、本当に激動だった。この時代に、何も考えず、満たされてただ生きていたら・・・・と思うとぞっとする。将に全身全霊で(少し大げさ?)マドリングスルーしていた。
これからは「そこにいるだけでいいよ」・・・そんな存在になりたい。
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