今日の午後から幕張メッセの展示会に行く予定だ。懐かしい。今は展示会といえば大概がビックサイト。ここ数年、いや数十年幕張に行った記憶がない・・・・というより、最後に行った展示会のを覚えているのだ。一緒に行った人も覚えている。しかし、今、その人との交流は全く無い。不思議なものだ。
  時は若いときのほうがゆっくりと流れていく。年齢を重ねていくとひとつきなんて、それこそ「あっ」という間だ。よく十年一昔なんていうが、その区切り方は結構間違っているな、と気づく。人生の節目を数学者の森毅さんが「二乗」で考えるということを言っているが、なるほど!と感心した。これまでの自分が生きて、仕事して、生活してきたことをじっくり見つめ返したときに合点がいった。
  1の二乗、2の二乗、3の二乗。つまり一歳、四歳、九歳・・・・というようにしていく。年をとる後とに節目節目の間隔が長くなる。そうして計算していくと、今の自分は八の段にいることがわかる。つまり「定年前後の大切な時期」ということだ。そしていずれ迎える九の段。これは「存在そのものがその人間の価値になる」時代。金でも銀でもいい。そのものが輝いてゆとりある姿勢を後輩に見せられれば、それでいいのかも知れない。
  振り返れば、六の段(26歳から36歳)と七の段(37歳から49歳)は思い返せば、本当に激動だった。この時代に、何も考えず、満たされてただ生きていたら・・・・と思うとぞっとする。将に全身全霊で(少し大げさ?)マドリングスルーしていた。
  これからは「そこにいるだけでいいよ」・・・そんな存在になりたい。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2005年5月 4日 10:28に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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