今月21日午後4時43分に、新潟県中越地方を震源とする地震があった。長岡市小国町で震度3を観測したようだ。この地震による津波の心配はないというが、中越地方は先般のこともあり、心配だ。というより、実に最近は地震が頻発している。東北地方で地震が発生した16日も東北新幹線に乗り合わせてトンネルで足止めをくらった人、危うく高速からおりたところだった人の話を聞いていると、危機管理をしても、いやはやその時に自分はどこにいるのか?は「運命」としかいえないかも知れない。
  しかし、通常便利な携帯電話は多分使えなくなるだろうし、公衆電話もなかなか通じないだろう。情報の断絶。人は不安にかられパニック状態になるのた゛ろう。大地震に備え建物の耐震補強とともに、情報をより迅速に伝える仕組み、ますます必要になってくる。

 ところで、夫が「地震のすべてがわかる本」(成美堂出版)を出版した。東大地震研の土井恵治先生監修である。発生のメカニズムから最先端の予測までということで、ビジュアル解説なので、結構面白くできた。地震が今、なんとも「旬」の話題なのか、初版1万7000部があっという間に売れたようだ。
  東京帝国大学教授でその後地震研究所で地震予防と防災の研究を進めるかたわら、ガラスの割れ目、墨流し、金米糖の生成などユニークな研究活動を続けた世界的な物理学者・寺田寅彦の有名な警句「天災は忘れたころにやってくる」。まさに真髄をついている。

| | コメント(0)

カテゴリ

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2005年8月21日 18:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「政治が熱い」です。

次のブログ記事は「もっともっと「ありがとう」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31