社会問題 : 一個人・一企業の問題ではないということ |
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今、 町を歩いていると既にクリスマス商戦に突入していることが感じられる。 米国でも一年の中で一番活気だつクリスマス商戦が始まったという。小売業界にとって、消費者の購買意欲を刺激するため、大いなるプライスダウン合戦も激化。日本もいよいよ歳暮から年末年始へと財布のひもが緩むというか緩ませようという季節がやってくる。「賞与も期待」などということもあり、消費に回すお金も増える?という。しかし年明けからの所得税の実質引き上げとともに本格的な増税時代を私たちは迎えるのだ。そんな中にあっても、消費か貯蓄か・・・・今、そんなことを考えられるひとは幸せだ。
姉歯建築設計事務所の耐震強度偽造問題。横浜市が横浜市鶴見区小野町のマンション「コンアルマーディオ横浜鶴見」の住民に対し、建築基準法に基づく使用禁止命令を発令した26日。初めての使用禁止命令であるが、一生の中でも大きな買い物をしたマンションの入居者は今、どんな気持ちなのか考えると、本気で「安全」を確保するためにどうしたら良いのか?どんな気持ちでこの年末からを迎えるのか?と考えると他人事ではない。一連の偽造問題で・・・なんて簡単では済まされない。
天災とは待ったなしに訪れるものなのだ。人は自然に対しては全くの無力であることを強く認識すべきなのだ。本当に分かっているのか?明日にでも震度5強の地震が首都圏を襲ったら・・・・それは、あり得ることなのだ。
「106%で買い戻す。すべて自己資金で」と、また新たに物件の発覚の中で、「購入金額の6%を支払うとしたが、3%に引き下げたい」などと話など全く根拠のない発言を繰り返す「ヒューザー」の小嶋社長。直接どうだこうだという論点ではないが、この会社は1982年に「恒和不動産」という社名で設立し、その後に「マンション流通センター」「ハウジングセンター」など商号変更を度々繰り返し「ヒューザー」と社名変更をしたのは2001年のこと。
衆院国土交通委員会に参考人として出席する予定だった姉歯秀次建築士も「怖い」?という理由でドタキャンまでしている。今。一握りの住民の問題・・・などといえない状況にきていること。先ずは、国民の安全な生活のため、国は全ての現状を正確に確認をしないと大変な事態となる。もう、一個人、一企業の問題ではないのだ。
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