ch02.健康 : 弱いところは自分が一番知っている |
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今年も準備万端?にインフルエンザの予報接種をした。「吉田さん、今年は2回の接種だよ」と主治医が言っていたが、今週末に2回目の接種という時期になって、どうも風邪をひいた。変だな・・・と思った一週間前。思い出せば、胃の具合が悪いと思って液体胃薬を7本近く飲んでいたことさえ「変」な行動だった。カラダの中でも超弱ーい「気管支」をついにやられた。いつもは声も大きいのに、一度やられてしまうと、もう止まらぬ咳と痛みが続く。声が出ないのだ。ようやくヒィ・・・くらい。
休んでいると友人からケータイが入った。とりあえず出ると私の声を聞き「変じゃない?」と案の定。「具合でも悪い?」というから「分かるでしょ!この声で!」と言い返すが迫力ゼロ。こんなに話をするのが辛いのかと思ってしまう。「弛んでるから、風邪なんかひくんだ。僕なんかひいてる間もない」とこの時とばかりに悪態をつく。環境のせいにはしたくないが、年々、東京の空気は汚染されているのだ。決してきれいなもんじゃない。
しかし、中国では今、年間約40万人以上が大気汚染が原因で死亡している。世界のワースト十都市に中国の七都市が入るほどの悪化なのだ。政府は環境保全に日本円で18兆2000億円で抜本的解決をしようとしている。
2003年に入り、大気汚染の影響が顕著になってきている。空気汚染による「死」はさらに増え続けるといわれる。大気汚染は肺炎、そして心臓病も引き起こす。
主に火力発電所や工場、自動車などから排出される硫黄酸化物、煤そして、粉塵など。屋内の汚染は、調理や暖房に使われる石炭が燃焼したことによって排出される二酸化炭素や一酸化炭素などが原因だ。中国の環境団体「グリーンピース・ペキン」によると、世界の大気汚染都市ワーストテンに山西省臨汾、陽泉、大同市と、甘粛省金昌市、四川省宜賓市、湖南省株洲市、重慶市の七都市が入っているらしい。とくに重慶市では酸性雨の問題が深刻。雨水をなめた場合に酸味を感じることも多くなっているとか。もちろん、農作物にも被害が及ぶだろう。排煙量、硫黄酸化物、窒素酸化物の排出を低減する新しい燃焼技術の緊急な導入が必要だろう。
こうして体調が悪くなって初めて「大気」のことに気付く。安全は永遠ではなく、常に危機感と問題意識を忘れずにしないと。汚染された大気に蔓延するウイルス。人ごみは避けて・・・とはいうものの避けてばかりでは生きられず。自己免疫力のアップをはかるしかないな。
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