ichiko : ココロ・こころ・心 |
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最近、脳トレーニングなるものがブームだ。電車の中でも、みんな必死に脳トレーニングのようなマシンを手にして必死でいる。そんな姿をみて「果たして、こんなもので脳の力がアップするのだろうか?」といつも不思議に思い、そんな目で見とれている。
私は実は「脳」の話が大好きだ。脳トレーニングはさておいて、中学生との時に、脳科学者の時実利彦教授が中学校に講演にいらして、まあ難しくも面白い話の中で「人間の次に頭の良い動物はいるか?(イルカ)」と、今風に言えば親父ギャグというものたろうが、もう数十年も前の話そのような時代に、こんなユニークな先生はいなかったと思う。
その時からだ。「脳」について本当に興味を持った。大学では専攻したものとはかけ離れていたが、こっそりと生理学の授業をとって、脳生理学では密かな楽しみを味わっていた。
1980年代も所謂「戸塚ヨットスクール事件」で、懲役6年の実刑判決を受け 服役していた戸塚宏校長が29日、刑期を終えて出所。現場復帰への意欲を「ヨットスクールはそのまま続ける。さらに教育の分野に進んでいきたい」と語っていた。
確かに傷害致死事件を起こしてはしまったことは間違っている。しかし、人間が本来持つ「生きる力」を開花させることに全力を注ぎ、非行や不登校児などに成果を上げてたことは確かだ。戸塚ヨットスクールの戸塚校長の言う「脳幹の機能低下により引き起こされる」という脳幹論には教育再生に大きな意味がある。
脳幹の機能低下。具体的に挙げていたら枚挙に遑がない。現代人、特に若者たちの言動。
心は脳のしくみを通してのみ交信状態を作られる。脳の活動がないところでは心は作動しない。心が脳の活動停止後も動くならば、そこには心の動きのためにどこからかエネルギー源が補給されていなければならない。脳を動かしているのは「心」だということ。
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