ichiko : どんな人生の時間を過ごしたいんだろ? |
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今、所謂「2007年問題」で、団塊世代の定年後について、いろいろな企画をたてている。卑近な事例では熟年離婚も結構多く、テーマは山積している。特に年金制度の不安がある日本では定年後にどう生きていくかは大きな生活問題なのだ。しかし、病気と一緒で、「その時」がくるまで、認識できない。これが人間なのだ。
そんな中、日本マクドナルドが無定年制を導入した。60歳に達した社員でも、能力に応じた勤務体系で働き続けられる。大手企業の定年廃止は初めてだ。パートにしても然り。83歳の女性が店舗で働いているケースもあるという。この女性もなかなか素晴らしい!
現在、厚生年金の支給開始年齢が65歳に段的に引き上げられるため、つなぎとしての雇用を必要と考えている企業は多い。法改正もあって対応にはどこも前向きである。自民党からは67歳への引き上げを検討する声さえ出ている。
先般、友人の一人が「やっぱり人は歳とるとダメだよ。理解力がまずないな。こちらもかなりの忍耐力が必要だよ」と言ったので「あなたも時間の問題だよ」と言うと彼は苦笑していた。誰も彼もが他人事でモノいうから困るのだ。給与、退職金の関係の見直しそして公的年金制度との兼ね合いを考えながらという雇用形態を見ながら今後はますます高齢者の雇用維持に関しての問題が大きな課題となるだろう。
「生涯現役!」をモットーとしている私なのだが、最近は何故か頭の中にぼんやりした時間が浮かんでしようがない。いつもいつもオンタイム。決して遅れず。待ち合わせには少なくとも必ず15分前には到着。毎日毎日時間を刻みながら生活している、朝から晩まで。締め切り、リミット・・・・・そんな時間の繰り返し。たまには、時計を外して、海原から舟で来る人を岬で待つ。そんな一日があってもいいなと思う今日この頃なのだ。
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