ch10.生活 : 水商売な日々 |
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2004年に独立してから、いろいろな出版社とお付き合いするようになったが、感じることは出版とは本当に水商売だということだ。本当に大手であれば、心配?はないのだろうが、中小ともなると本当に一発当たるか否か、そして何よりも経営者の手腕というより先見性が試される世界のような気がする。しかし、役者と一緒で、一度出版を経験してしまうと、生涯、とりつかれたように、出版に身を委ねてしまうようである。
本を一冊生みだすということは本当に大変な仕事であるのだが、生まれた書籍もひのめを見るために、生まれてからがいよいよ勝負なのだ。小さな書籍や雑誌に電子タグを付ける電子タグ実証実験tがJR川崎駅ビル川崎BEEの有隣堂川崎BEE店で7日から12日まで行われるという。2003年度から日本書店商業組合、日本出版取次協会、日本雑誌協会などが設立した日本出版インフラセンター(JPO)が、経済産業省の受託事業としてから取り組んできたもので流通・在庫管理に役立たせるものだ。有隣堂川崎BEE店に続き、今月中旬から東京・池袋のジュンク堂書店でも実証実験を行われる。
売れ行きや客が手に取った回数などタイムリーな情報がとれるたり、出版社から取次店、書店という流通経路の中で、書籍の追跡実験も行われるらしい。
島田洋八さんの「佐賀のがばいばあちやん」など650万部?ほと売れたと聞く。印税での儲けは、次回の映画制作費にあてるようだ。兎にも角にも、山のように生産される出版物。ひのめを見ないで泡沫の如く消えうせていく、そんな「世界」との付き合いはまだまだ続きそうだ。只管、「勝負!」をかけている日々。そんな意味では、全く水商売な日々だ。
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