ch10.生活 : あしもと |
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オシャレというより、身だしなみに気配りすることは大切だと思う。私も本当に忙殺されている時、時々「吉田さん、あのぅ・・・糸くずが・・・」なんて注意をされる。完璧なオシャレというのも難しいが、意外とオシャレ度が分かってしまうのが靴であると思う。例えば座敷に通された時、「あっ」と思っても遅い。靴脱ぎの自分の靴の状態の全てが丸見えになってしまう。例えば靴下に穴があいていたり、毛玉がいっぱいだったり・・・。これから迎える季節は、足と脚の手入れが行き届いていなかったりすると、男女にかかわらず、どんなにオシャレなスーツで身をかためていても、「ええっ!」となりがちだ。
随分前だが、ある女性が「いち子さん、特に京都は注意が必要!本当に気をつけてね」といわれたことがある。ラフでスポーティーなスタイルが多い彼女が、その夜、宿泊を紹介されたのがなんとも京都の老舗の宿。一日、歩きやすいようにと、気にせず履いていたスポーツシューズを脱いだ時、靴をじっとみられたという。「あっと思った時きもう遅かったのよ。つまり、足もとを見られちゃったということね。ふっと女将が眉間にしわよせたたのを瞬間的に見た時は、まさにシマッタよ!」と彼女は苦笑いしていた。その話を聞いた時、いじゃないの、履きやすければ。それが一番!とも思ったがもその時から結構、気にするようになったのは確かなことだ。
既に青山本店をふくめ6店ほど出店しているが、この度銀座並木通りに1895年創業の高級紳士靴メーカーであるフランスの高級紳士靴「ベルルッティ」が出店した。特にオシャレな男性のゾーンとなっている銀座6~7丁目界隈。今までの常識を覆す色使いは、見て勉強するだけでもいいかもしれない。日本進出して以来、プレタポルテ10万弱、オートクチュールだと55万からというので、まあリーズナブルではないと思うが、高額にもかかわらず順調に売り上げを伸ばしている。そんな男の足もとを見たいもの。
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