土用の丑の日もすぐやってくる。“その日”でなくとも、鰻が食べたいと思う日は多い。先般はある方が「吉田さん、ウナギがお好きでしたよね?」とご推奨の鰻店でご馳走して下さった。その店は本当に路地裏の路地裏?にひっそりとあった。店内はそれほど広くはないが、常連客とおぼしき人々があれよあれよと言う間に次々とやってきて、それこそ“あっ”と言う間に満席となった。まだ正午前・・・・というのにと驚いた。あまりにも、ふっくらと美味しい国産ウナギの特上の鰻重を食べてしまうと、日頃、スーパーなどに陳列されているウナギの蒲焼には「はて・・」と思うことが多い。しかし、美味しさの前に食の安全は最も気になることである。
  食品安全を管理する中国国家品質監督検査検疫総局が、日本にウナギの蒲焼等を輸出する予定企業11社を含む41社に対して安全性に問題ありと輸出禁止などの措置を講じた。今や、危険商品の代名詞となっている実情は、消費者の信頼回復まて時間がかかりそうだ。例えば、来年に控えている北京五輪開催にむけ、食品情報を生産段階まで追跡するシステムを来月に北京市で実施するとしていても一度失った信用回復というのは本当に難しいのだ。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2007年7月13日 06:49に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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