ch04.カルチャー : 本の面白さというもの |
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車内の中吊り広告を見ていると、降りた駅でついつい購入してしまう週刊誌がある。定期購読しているもの以外は、やはり「絶対に読まないとならない」という気分になり買ってしまうということになる。特に、週刊新潮と文春。今週は週刊文春を買ってしまった。
しかし、単行本ともなるとやはり吟味する。図書館でゆっくりと読書をしたいと思っていても、本当に慌しい日を過ごしている自分を客観的に見ると、ふわっーと溜息ももれる。しかし、「読もう」と思って、書店にふらりと立ち寄れる時間が数分でもあると胸をときめかして探す。探す楽しみ、これは本当に最高の気分。
どうしても読みたいと思って、それほど大型ではふたつの書店に立ち寄ってみた。探しても無いので、ちょっと訊ねてみた。店員の人は慌てて検索して、書棚のほうへ飛んで行ってくれた。しかしその妙な慌てぶりが気になって「もしかしてキョウジという文字を?」と心配になり一緒に書棚に行ってみた。
数分後、「申し訳ありません、売り切れています」と言われた。そしてもう一店舗も「申し訳ありません、売り切れているようですね」と言っていた。
結局、いつも通り?インターネットで申し込みした本が届いた。帯には「日本が誇りと自信を取り戻すために 胸に響く対話編」とある。藤原正彦さんが九人と対話している『日本人の矜持』(新潮社)だ。
目次を見てみよう。明治大学教授・斉藤孝さんの“「日本人らしさ」を創る日本語教育”、京都大学教授・中西輝政さんの“論理を盲信しないイギリスに学べること”。作家の佐藤優さんの“アンテナが壊れシグナルが読み取れない日本”そして、ビートたけしさんもある。人生すべてイッツ・ソー・イージーなんて面白そうだ。やはり本のページを開くとき、それはインターネットにはない昂揚感があるものなのだ。
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