いよいよというか、2007年も師走突入。毎年、思うことなのだが、12月はなんとも気ぜわしい月だ。来年1月にとか2月になって・・という仕事でも、何か次の年に向かうのに、険しい山を越え、大波越えて~という感覚がある。ほんのひと月、ふた月というのに、これは不思議な感覚だ。


   先月17日に行われた会合の写真が送られてきた。皆が元気そうな笑顔だ。しかし、その中のひとりは翌日、脳梗塞で倒れ、今は入院中。元気にポーズをとっている姿がある。そして、ここの会場を紹介してろいろ料理の手配をしてくれた人間も、3日ほど前に漸く連絡がとれた。約20日間、全く音信不通が続いた。それからというもの、友人たちとは「まさか?」「もしや?」の話しばかり。たまたま20日間というが、毎日毎日携帯電話も住まいの電話も繋がらないのには、いささか皆の顔にも不安のかげがあった。「どこかで・・・」というと、高校時代から一緒の友人は「あいつは自殺するような奴じゃない!」と語気を強めていうが、「もしや・・・」と言葉を続けた。漸く電話で連絡がとれた時、悪かったと詫びはいれるものの、実は・・・・の話。いろんなことがあったのだろう。
  師走になって、所謂、熟年離婚が2組。なんと気ぜわしいことか・・・。しかし「ずーっと話し合いが続いてね。漸くここにきて」という話しばかりだ。男達は皆、女房に家を渡して、新しい世界に小さく羽ばたく。しかし、もう皆が若くはない。転職組も退職組も、全く新しい生活に突入だ。「玄関に緊急連絡先を大きく書いておいたほうがいい」と伝える。60歳になったら一年先、70歳になったら一ヶ月先、80歳になったら一日先の事を考えておくといい、そんなことを聞いたことがある。


  師走はいろんな"出来事"や"しがらみ"などを削ぎ落とし、そして新たに次にステップすることを祈るしかない。病とも闘いつつ。2008年に向かい、なんとも険しい山、大きな波が見えてくる。 

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このページは、ichikoが2007年12月 1日 18:26に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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