ch10.生活 : いろんな事を削ぎ落とし |
||||
いよいよというか、2007年も師走突入。毎年、思うことなのだが、12月はなんとも気ぜわしい月だ。来年1月にとか2月になって・・という仕事でも、何か次の年に向かうのに、険しい山を越え、大波越えて~という感覚がある。ほんのひと月、ふた月というのに、これは不思議な感覚だ。
先月17日に行われた会合の写真が送られてきた。皆が元気そうな笑顔だ。しかし、その中のひとりは翌日、脳梗塞で倒れ、今は入院中。元気にポーズをとっている姿がある。そして、ここの会場を紹介してろいろ料理の手配をしてくれた人間も、3日ほど前に漸く連絡がとれた。約20日間、全く音信不通が続いた。それからというもの、友人たちとは「まさか?」「もしや?」の話しばかり。たまたま20日間というが、毎日毎日携帯電話も住まいの電話も繋がらないのには、いささか皆の顔にも不安のかげがあった。「どこかで・・・」というと、高校時代から一緒の友人は「あいつは自殺するような奴じゃない!」と語気を強めていうが、「もしや・・・」と言葉を続けた。漸く電話で連絡がとれた時、悪かったと詫びはいれるものの、実は・・・・の話。いろんなことがあったのだろう。
師走になって、所謂、熟年離婚が2組。なんと気ぜわしいことか・・・。しかし「ずーっと話し合いが続いてね。漸くここにきて」という話しばかりだ。男達は皆、女房に家を渡して、新しい世界に小さく羽ばたく。しかし、もう皆が若くはない。転職組も退職組も、全く新しい生活に突入だ。「玄関に緊急連絡先を大きく書いておいたほうがいい」と伝える。60歳になったら一年先、70歳になったら一ヶ月先、80歳になったら一日先の事を考えておくといい、そんなことを聞いたことがある。
師走はいろんな"出来事"や"しがらみ"などを削ぎ落とし、そして新たに次にステップすることを祈るしかない。病とも闘いつつ。2008年に向かい、なんとも険しい山、大きな波が見えてくる。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: いろんな事を削ぎ落とし
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1117
コメントする