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月並だが趣味の欄に映画鑑賞と記入したいほど映画は好きだ。今日1月12日からのロードショーの『アース』」は公開前から本当に見たくてたまらなかった。午後2時からの早慶ラグビーに間に合う様に?朝一番、降りしきる冷たい冷たい雨の中を映画館に急いだ。
あの『ディープ・ブルー』のスタッフが再集結し、地球上の生命の神秘に迫るドキュメンタリーだ。製作に5年、撮影日数は4500日、ロケ地全世界200か所以上とスケールがとにかく凄い。「ああ。私はこういう映画が好きなんだ」と感動しきり。46億歳の地球の環境について改めて考えさせられる。
50万年前、巨大な隕石が地球に衝突し、その衝撃により地球は23.5度も傾く。その傾斜こそが運命だ。その奇跡が地球に四季や多様な地形をもたらし、生命の誕生に重大な役割を果たしている。
その自然の中で初めて出会うだろう生き物たちのスペクタルをベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラにのせてダイナミックに映し出されていく。
ホッキョクグマの生息地であるコン・カールス・ランドにはなんと四半世紀ぶりにロケのための上陸がノルウェー政府から許可されたそうだ。チーターの地上最速の狩りは弾道テストや衝突テストで使用される高速カメラが追う。超望遠で撮影されたホッキョクオオカミのトナカイの狩りなど史上初のことだ。
乾ききった砂の中を象の群れが行く。何万キロも先の水を求めて。砂嵐で歩けなく母親から離れた小象は彷徨う。そして。獲物を獲れなくなったものに訪れるのは死しかない。
自然の素晴らしさと苛酷さを、例えば小学生低学年であっても理解できる筈だ。自分もあの頃に見た映画の記憶はしっかりとある。理解しにくかったことも記憶のあるものだ。是非、みせて欲しい映画だと思った。
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