社会問題 : 残業って? |
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最近、日本マクドナルドはいろいろと報道されることが多い。埼玉県熊谷市の店長の高野広志さんがが「権限のない店長を管理職扱いし、残業代を支払わないのは不当」として、2年分の未払い残業代や慰謝料など計約1350万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は残業代約503万円など計約755万円を支払うよう命じた。しかし日本マクドナルドはこれを控訴する方針ということだ。
月に100時間をこえる残業とか、部下より少ない手取りとか、今回の高野さんだけでなく、サービス業にいる人々から聞こえる話は本当に壮絶だ。確かに、勿論、多くの仕事もハード極まりないものも多事は十分承知しているが、深夜営業の方々の生活を聞くと、やはり言葉も出ないことがあるのだ。
「私だって月の残業が100時間はこえている!」とか「接待も仕事というなら、時間に換算できないよ!」なんて声も聞こえてくる。残業代目当てで、日中に出来る仕事をしないで、会社に戻ってから「やれやれ~」と残業開始という話しは別に、ドラマや漫画の世界ではない。見聞きするだけでも実際に結構あるものだ。
しかし、今回の争点は経営者と一体的で、残業代の支払い義務がない「管理監督者」に当たるかどうか。管理職には当たらないという裁判官の判断は日本マクドナルドの直営店数千人の店長にそれはそれは大きな影響を与えそうだ。
「誰か」が言い出すという大切さ。勿論これまでに外食産業チェーン店の店長の残業代不払いをめぐる問題は多い中、日本マクドナルドという大企業のケースでの判決は初めての事だ。人は大きな相手にはなかなか言い出せずということが多いのだ。判決の後の高野さんの目が潤んで見えたたのは私の気のせいか。それでも 「当社の主張が認められず残念。当社の主張は正しいと認識しいる。」と言い切ってしまう、日本マクドナルドの姿勢をあらためて一つの企業の驕りではないか?とみた。
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