ch03.美容 : 変化と進歩 |
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いろいろな発表を聞くたびに、生活者である私たちは単にも快適さや便利さだけに注目していてはいけないとつくづく思うのだ。「分かっている」と口先では言っても、日々の生活の中では忘れている、気が付かなくなっている。
これからは、花粉対策だと大騒ぎするが、また日差しが強くなれば次は美白だなんだかんだと日焼け防止に躍起!。
イタリア・マルケ工芸大の研究チームによって、日焼け止めに使われている成分が、ごく低濃度でもサンゴに共生するらん藻を殺して、サンゴの白化の一因になっていることがこの度、実証された。日焼け止め中の成分にある、パラベン、桂皮酸、ベンゾフェノン、カンファー抽出物という4種類の物質に、使用時に海に溶け出すのと同程度の量で、サンゴを白化させる作用があるらしい。これらの物質がらん藻中で有害なウイルスを活性化させ、ウイルスの量が通常の15倍になることも判明した。これは一部の商品ということでなく、そしてこれらの物質は日本で市販されている日焼け止めにも使われているという。
勿論、肌に対する紫外線の悪影響は分かっているものだから対策を講じなければならないのであるが、目先の事に追われず未来を見通しながら「これまでは・・・」と過去の実績等によりかからず、新たな結果をふまえ企業も未来を見通していかないとならない。
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