ch12.その他 : 待つ



   プログは「日記だから何を書いてもいい」という人もいるが、やはり書けないことは多い。特に、書きたいのだが相手の事を考えると内容を省略したりする・・・・・となると、またワケ分からなくなってくるものだ。まあ心底にふつふつとあるものだから。さてさて何をどうまとめてみたらよいのかを考えあぐねているのたが・・・・・・。

  年齢も上であったり、仕事のキャリアもずっと先輩であったりすると、その人への「敬意」は必ず忘れずにいるものなのだが、最近、そういう先輩諸氏の「ワケの分からぬ」行動に何度か立ち止まってしまう。自分の理論というかいや理屈をわあわあわあわあと一方的に伝える。また、一度は了承してすすめていることに対していきなり一方的に激高して理屈を並べつけてみる・・・・・。

   「当たり前の事を当たり前にする」「常に相手の立場を冷静に考える」などと、心の中に持って仕事をしているのだが・・・・・何かが変だと暫く考えていた。考えているうちに、眠れずに夜明けを迎え、急にうつらうつらして、慌てて仕事に取り掛かった。

  原因を考えていたら、一部ではあるが、ひとつ解明した。余りにも慣れすぎて、便利さを享受してしまった「今」だから、現われてしまったことに気がついた。私たちが当たり前に使っている携帯や携帯メールという存在。みな「伝達」を目的としているのだが、勿論TPОがあり、且つどんなシーンでどんな言葉遣いで言えばいいのか?というのは非常に大きなポイントだ。
  基本的に日本人独特の曖昧表現や最近は当たり前になっている「絵文字」はリスクを伴うことが多い。私はビジネスシーンでは決して絵文字などは使用しない。微妙な商談・交渉の時は必ず、会って話しをすすめるべきであると思っている。だからこそ、ニュアンスのとりかたが難しいものは「必ず会って話し、確認して進めることが必要」なのだ。
  しかし、便利なツールを享受すれば携帯電話があれば、もしいろいろ感情が高まった時でも相手に対して一方的に言葉や感情をぶつけることが可能だ。今回も携帯がなければ、この方はこんな行動はしなかっただろうと思った。もうひと方も、携帯メールがたとえ覚えたてであったとしても、こうした使い方、慣れない言い回しはしなかったのではないかと思った。
  一方の方には「是非会って話しましょう」と何度何度もも提案し、断られても提案した。実際に会って気持ちを冷却すること、ひとつひとつじゅんをおって解決することで心の底から納得してその方の提案が今回は適応したものでないことを理解していただいた。
  もう一方は、随分と飛んだ行動に唖然としているのだが、多分新しい環境(周囲の事や生活)で、少し忙殺されたのではないか、休息も必要ではないかなどとも心配してしまった。「会って話しましょう」の提案にまだ返事はこない。「待つ」ということも大切な時間だと思って待っている。

 
  あるご住職が教えてくださった言葉だ。

やさしげに咲いている野花なれど、知らぬところで厳しい冬を越えている

「人は皆、人知れぬ苦労があるんだよ」と。

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このページは、ichikoが2008年3月19日 22:12に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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