ch10.生活 : 森林資源 |
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空気や水ではないが、あって当たり前と思っている怖さ。原油高騰についてどう思っているのだろう。今、「木質ペレット」の生産が急増しているという。あまり聞きなれないものだが、これは製材で発生する木くずや間伐材を粉砕して固めストーブやボイラーで燃やすためのもの。確かに、木材の価格は低迷している。日本の林業が衰退する中、例えば東京都奥多摩地域の青梅市のある工場では、製材所から集めたスギやヒノキの端材やおがくずを固めて、直径7ミリ程度のペレットを年間150トンも生産しているという。
林野庁の推定では1リットル100円の灯油と同じエネルギーを得る場合、木質ペレットの値段が1キロ46円未満であればペレットの方が有利とか。これから灯油の値上がりは避けられないだろう。そうであれば需要は伸びるだろう・・・と思われる。原油に頼りきってきた我々の生活だが、もっと森林資源の有効利用を本気で考えなくてはならない時期にきている。温暖化対策のためにコツコツと仕組み作りからしないと。
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