私は外出先で気がつくと女性の持っているバッグとマニキュア(ペディキュア)をしている人はそのカラー・光沢などが気になる。バッグで言えば、例えばLESPОRTSACいわゆる"レスポ"を見ない日はまずない。それに、今のように夏休み真っ盛りともなるとちょっとした旅行バッグにも多くの人々がこのレスポを持っている。「わっ!新柄か!」と思うものも多く結構見ているだけでとっても愉しい。
  実に女性のバッグは多彩だ。こっそり道行く人の写真を撮りたい衝動に駆られる。しかしそんな事をしていたら「何ですかっ!」って言われそうだ。
  センスがいいとか、ブランドものにお金をかけているというより、バッグは最後の「キメ」があるような感じがする。だから、あまりに多いブランドものの方はのぞいて・・・・・

  実に、巷には海外ブランド物のバッグが溢れている状態だ。そんな中で日本の職人技で味わいのあるメイドインジャパンは珍しい。
  今日は昼過ぎから原宿で、頑なに徹底的に日本の技に拘るバッグをつくる秀麗の社長の森長順一さんと話していた。森長さんのブランドは「BLUET」といって、結構、外国製品と間違う人も多いのだが実は正真正銘の日本製。テレビドラマで人気女優さんが持っていたり新車のテレビCМで助手席にあったりするバッグで、問い合わせがますます多くなっているという。
  何とも微妙なカラーは自社で革を染色するからこそでる「色」だ。デザインも森永さん自身が手がけている。簪職人だったという父親の影響もあり、森長さんの作り出す商品というか作品は日本の伝統工芸の気品が見事に反映されている。
  「買い手が納得できる最高のものしか作らない」と森長さんは言う。それだけにディスプレイされている商品ひとつひとつには森長さんの魂が入っているという感じだ。商品は完全なオーダーメイド。
  ディスプレイされている商品まの中に、最近、気になっている「グリーン」というか「緑」というかなんともいえないほど素適なバッグに出会った。仕事忘れて即オーダーをしてしまった。その「色」をようやく出したという職人さんが本当に喜びますよと森長さんは笑っていた。秋にはその作品が完成の予定だ。この暑さもおさまり、秋の気配がする頃に私の手元にそのバッグが届く。
  「BLUET」とはフランス語で矢車草の意味。花言葉が素晴らしい!「心の高鳴り。新しい感動と幸福」。さすがに私の心は高鳴っている・・・・・。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2008年8月 9日 10:06に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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