ch01.政治 : 終戦記念日


   茹だるような暑さの中、蝉が夏を惜しむように勢いよくないている。地上に出できて、本当に僅かな命を燃やし続けるようにないている。じっとりとまたむっとするような暑さの中で、ふいてもふいても流れ落ちる汗。私にとっては本当に分からぬ"その日"の夏を想像する。

  今日は63回目の終戦記念日。どうもこの日は政治問題化した首相・閣僚の靖国神社公式参だけが目立ってしまうが、今日という日が一体どんな日であったのか、あの時の日本人の思いがどんなものであったのか、決して忘れてはならないのだ。しかし、確かに風化しつつある、そんな気がしてならない。自覚はされているのだろうか。考えてみれば、まだ63年という僅かな年月しか経過していないではないか・・・・・


  今日、ある記事を読んだ。戦後、抑留された日本人は中央アジアにも移送されて、異国の地で無念の死を遂げた人もいた。ソ連が崩壊した後、ある元抑留者は日本人の墓地の余りの荒廃ぶりに驚いて、当時の駐ウズベキスタン大使に墓地の整備を嘆願したという。その大使の弛まぬ努力の結果、整備が実現。その大使とは今回の福田改造内閣で拉致問題担当相に就任した中山恭子さんだ。時が経つと、人は目の前の事に追われ、いろいろな事柄を忘れてしまう。拉致問題も決して風化させてはならない大事件だ。


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このページは、ichikoが2008年8月15日 17:49に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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