ch08.旅 : 観光地 |
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この夏は、原油高で海外旅行や遠出が敬遠されたのか、熱海への宿泊客が2割近くアップしたらしい。 熱海といえば、昔は専ら新婚旅行。そして社員旅行の定番観光地であった。
先般、私も熱海に行ったのだか゜、漠然と思っていた"活性化していない街"という事が払拭された。まだ冴えないところは多々あるにしても、駅前の商店街はそれなりに活気づいて、それなりの努力が見られた。坂道が多く、歩き疲れてへとへとになった時に見つけて入った喫茶店。古い民家を改造してつくられたものでなかなかお洒落であった。挽き立ての珈琲で落ち着いた時間が過ぎた。
熱海はやはり、何と言っても、目の前に広がる海。ゆっくりと温泉につかり、新鮮な魚介類をふんだんに食す!という時は意外とお奨めの観光地である。知り合いのカップルは朝から晩まで、さんざん温泉を楽しんだ後に、なお、熱海で話題という岩盤浴の施設に行った。聞いているこちらがひぇーっと干からびそうであったが・・・・・・
ちょっと船に乗って初島へ上陸するのもなかなか面白いのだが、なんとも船着場から島の玄関もちょっと冴えない。島を一周、歩くといろいろな発見があり、素晴らしい自然の宝庫であるとも思えた。だが料理にしても定食屋も冴えないし意外と高い。やはり満足感はなかった。子どもの顔くらいのサザエには感動したのだが。一部のリゾート施設の云々はさておいて、まだまだという感じだ。
しかし"原油高による『安近短』の志向が強まった"という分析は今始まったことでもない。こうした観光地にはリピーターとして、どれだけ定着さらるかがポイント。原油高で運賃や燃料費の高さが問題で海外は取りやめたという層は別としても、運賃も私鉄に比べればやはり割高は痛い。食べ歩きだショッピング、名所案内だとスポットの企画やイベントだけでは定着できるかは?である。こんこんと温泉が湧いている、だから温泉目当てで何となくお客は来る・・・・で満足していてはやはり活性化しない。「安近短」などという言葉に「本当にそうそう・・・」なんて惑わされず、知恵を絞っていかないと魅力のなくなった人から人は去っていくように、観光地も魅力を発散し続けないと人は去るものだ。
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