ch01.政治 : 再び、道半ばにして |
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昨夜は緊急のニュースが流れ、テロップに本当に驚いた。自ら「安心実現内閣」と命名した内閣改造からわずか一カ月、福田康夫首相の辞任表明。
「新しい布陣の下、政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任を決断した」と淡々と退陣の理由を述べる福田首相の姿がテレビに映し出された。この退陣準備は極秘の内に進められたという。記者の質問に対して「退陣決意は先週末」というものの実際はそれよりも早かったらしい。周辺に対して一切退陣の意思を漏らさず、なんと夫人の貴代子さんにも相談しなかったという。
記者会見の様子を見ながら、疲労困憊?苛立ち?なんだろうか?幾分、声が震えているようにも感じた。しかし淡々としたものの言い方は福田さん独特のものか、何か他人事の感しかなかった。日本国の船長がこの人だったのかとあらためて思う。
会見の冒頭の「衆参ねじれ国会の中で困難を承知で政権を引き継いだが、最初から政治資金、年金記録問題など積年の問題が顕在化し処理に忙殺された」など、思っていても述べることもなかろうに、単なるボヤキにしか聞こえない。且つ、道路特定財源の一般財源化や消費者庁設置などに対して「だれも手を付けなかった国民目線の改革に着手し一定の方向性を出した」には、今さら、一国の総理が口に出して言わなくたっていいじゃないか再び愕然とした。記者の「いつも他人事のようだ」との質問に対して「あなたとは違う!」など逆ギレ状態も器が小さすぎる。記者の言葉尻にいちいち反応しないで欲しい。昨年の9月から、安倍晋三前首相に続く自民党総裁の任期途中での政権幕引き。何かニ世、三世・・・と言った何か"血筋の良さ"の脆弱ささえ感じる。(とは言っても小泉さんは違うな、お爺ちゃんの血か・・・・)
自民党内では、麻生氏のほかに小池百合子元防衛相などの名前も総裁候補として取り沙汰されている。暫定的であっても株式マーケットでは麻生太郎政権を前提に動く・・・・などと聞くと自こちらもぼやいてしまいそうた。とどのつまりはいずれ迎える総選挙さして、それまでは静観というか"様子見姿勢"ということか。
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