ch12.その他 : 間違い電話の主たち |
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時折、携帯に登録していないナンバーが表示されることがある。1度の場合はこちらからかけ直す事もあまりしないのだが、何度もそのナンバーが表示される場合は、「もしかしたら登録し忘れた方からか?」と思い、かけ直す事もある。
数ヶ月前の事、夜半に3回ほどのナンバー表示と留守電が入っていた。「今、何をしているのかなぁ?」と。その留守電の声はわりと年配・・・というよりかなり高齢と思える男性の声だった。知り合いの方でもない。そして、その後も留守電が何度も入るので、きっと携帯電話の番号を間違って記憶されているのではないかと、とても気の毒に思い、こちらからかけ直した。「多分、番号をお間違えだと思いますが?」と相手に確認した。その方はビックリした声で「ああぁぁぁ・・・どうもすみません。本当に申し訳ありません・・・・」と謝られた。
それで終わりか・・・・と思った。しかし、再び、その"間違い電話"とアドレス一時的に登録していたナンバーが入り始めた。
だいぶ前の話だが・・・・昔、ナンバーディスプレイをとりいれていない時のことなのだが、自宅の固定電話に何度も何度も留守電が入ることがあった。電話の向こうでは懇願するような年配の女性の声で「まさおー!まさおー!時々は帰ってきておくれよ~。」「まさおー!電話を頂戴よ~」「まさおー!そこにいるのは分かっているんだからーっ!まさおー!」というものだった。多分、その女性は電話番号を間違ってメモしているのだろうと思った。声の感じからいえば、結構な年配者か。"まさお"という男性はなかなか家にも帰らないし電話もしてこないのだろう。「そこにいるのは分かっている」という言葉には留守電の声は気迫を感じた。暫くして、その電話はかからなくなった。正しい電話番号が判明したか、またはまさおが帰ってきたのだろう?と思った。
夜半の、あの高齢とも思える男性からの「間違い電話」。たまたまいつも移動中とか打ち合わせ中でかけられている時はとれない電話であるのだが、次は丁重に「間違いですよ」と伝えてあげよう。着信拒否に設定をするのは簡単なことだから・・・・と思った。、
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