ch05.エンタテイメント : 心うつ倍賞さんの歌 |
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12日の夜はグレイス東京パイロットクラブの『倍賞千恵子チャリテイコンサート』〔後援・PI日本ディストリクト・国連WFP協会。浅草おかみさん会・あんしん財団〕が浅草公会堂で行われた。
倍賞さんとは神楽坂女声合唱団でご一緒させていただいている。久しぶりに倍賞さんのプロの"歌"を聴いた。プログラムに合田道人さんが"彼女の歌にはドラマがある。名女優ゆえかあんなに歌詞がしっかりと聞こえる歌手はいないのではないかと感心するのだ"とあったが、それは倍賞さんが歌詞を大切に大切に理解をして感情をこめていらっしゃるということが分かる。誰とはいわないが、最近のアーティストの中には歌詞がよく聞こえない、分からないことがある。そんな中、久しぶりにいい"歌"をしみじみ聴き入った。そして何よりも公私ともによきパートナーであるピアニスの小六さんとの息もぴったり。惚れ惚れする舞台であった。
深呼吸したら、思い出した・・・・というキャッチもなかなかいいな。思い出のために曲を連ねておくことにした。「真白き富士の根」の哀しい歴史。そして八代亜紀さんの「舟歌」は、高倉健さんと共演した映画『駅』の中の思い出の曲。映画のストーリーがわわっーと思い出された。そして「死んだ男の残したものは」は涙が止まらなかった・・・・私はこの歌によわいのだ・・・・
♪いらっしゃい、浜千鳥、さくら貝の唄、あざみの歌、 椰子の実、 かあさんの歌、花の街、真白き富士の根、舟唄、島原の子守唄、冬の旅、蘇州夜曲、胸の振り子、死んだ男の残したものは、さくらのバラード、下町の太陽、虹につづく道、忘れな草をあなたに、世界の約束、そして最後は『さよならはダンスの後に』で華やかに終演。
会場には、今回のチャリティコンサートに女優の竹下景子さんや音楽評論家の湯川れい子さんも駆けつけて下さった。華やかであたたかいコンサートが終わった。
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