ch12.その他 : "思い込み"の恐怖 |
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「他に真犯人がいるのではないか?」とか「本当の理由は別にある筈だ」などといろいろな報道がされているが、何ともやりきれない気持ちとこのことか・・・・・。
元厚生次官の襲撃事件。逮捕された小泉毅容疑者は取り調べで、取調官に「保健所の所管は厚生労働省ではない」とと取調官に指摘され絶句したという。飼い犬を保健所で殺されたという恨み、怒りの感情が増幅し、「自分の飼い犬を殺したのは厚生省」と思い込んだまま何とも取り返しのつかない犯行に走ったのだ。その上、「歴代厚生次官ら10人ぐらいを襲おうと考えていた」という供述は身の毛もよだつ。
いまなお、他の動機がないかどうかの取調べが続いているというが、犯行の動機は単なる思い込み違いの理由でしかないのだろう。しかし、こうしたいわば防ぎようのない出来事に言葉もない。理由の分からぬ恐怖。そして楽しい人生をいきなり、こんな理由でなくされてしまった方々のご冥福を祈るしか出来ない。
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