ch10.生活 : "意味ある"事


   いろいろなプロジェクトに拘わっていると、先ず気がついたことがある。その人々の仕事のやり方というか・・・・要は「性格」が丸出しになるということ。良くも悪くもだが。だからこそ面白い。やめられない。ひとつの組織、いわば会社にいる時は「性格」などと言っていられない。先ずは、組織人としてどう動くか?が問題。それが先決だから。あいつの上だ~下だ~ということは勿論、「もし、こんなこと言ったら」「もしこんなことをしたら出世に響く」なんてね。しかし、バリバリイーブンな関係の中ではもろ「ビジネス感」そのもので動かざるを得ない。上も下もありゃしない。だから怖さ100%で、実に面白いのだ。
 
   昨日、無事に、「U-BRAINS」という学生と企業や地域のコラボレーションプロジェクト・未来センスラボの設立説明会が終わった。新聞社時代の大先輩のいるフジサンケイビジネスアイに説明会の告知広告を2回も掲載したり、いろいろな知り合いに「参加してみないか?」なんて誘いの電話やメールをしたり。しかし、「ねえ!飲もうよ~」でなく「U-BRAINS設立説明会」というのであるから、飲み会みたいに、バンバン集まるわけもない。しかし、ああ!どうなるのだ?と思っていたのも杞憂。会場には予定していた35社ほどが参加。もう、参加企業のビシバシ手厳しい質問もいっぱい。皆様の自己紹介も本当にユニークで楽しいものだった。
  ゲストに女優のサヘル・ローズさんを呼び、イランの学生事情、そして日本の学生事情などサヘルの思ったままの事をスピーチしてもらった。イランの学生と日本の学生の違いをわかりやすく解説してくれた。これが本当に良かったのだ。参加者も大満足。帰りには少し興奮気味で「実によかった!」と言ってくださった方もいた。
  このプロジェクトで一緒に仕事をしている茅根大嗣さんもプログで紹介していた。
  「愛らしい表情が印象的です。イランでは自分からことを起こさないと、誰も助けてくれないから砂漠にざくろを植えて、緑化することでお金を政府からもらって、果実を販売もしている。それが結果としてECOにつながっているという。イランも日本も大好きな彼女。「今の日本の学生は、人間に興味を持とうよ!」澄んだ瞳が、参加者を感動させてくれました。未来センス=命のセンス。騒乱を生きぬいてきた乙女の祈りを感じました。とっても素敵な若者です。大ファンになりました!TVのコメンテイターも勤める女優さんですから、反応もいい!!」と書いていました。
   また、今回のプロジェクトに一緒にしている就職課の内田社長のスピーチも彼独特のオーラがあった。「意味のないことはしたくない」。内田さんだから実に説得力がある言葉だ。そうそう、世の中には、人々には、世界にはいろいろな事情や事柄がある。「そうかぁ?」なんて皮肉っている老獪紳士は要らない。やはり、やりぬくためには「意味あること」を推進していかなくてはならない。そう考えれば、方向性もしっかりと見えてくると確信した。

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このページは、ichikoが2008年12月19日 11:53に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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